- 派遣看護師・夜勤専従それぞれの収入
- ダブルワークでの収入
- ダブルワークでの1週間のスケジュール
- ダブルワークをした結果
などの疑問や悩みなどが解決できる記事になっています。
なぜなら僕は、2年間療養型の病棟で夜勤専従を行い、日中は派遣看護師というダブルワークをしていました。
記事の前半では、実際の「派遣看護師と夜勤専従の収入」を解説しつつ、
記事の後半では「1週間のスケジュール」や「身体的・精神的な部分」について解説していきます。
この記事を読み終えることで、派遣看護師や夜勤専従という働き方のイメージが容易に出来るようになるでしょう。
この記事の目次
ぼくの派遣看護師の収入
これが僕の当時の給料明細になります。
では、僕の派遣看護師時代の給料明細から
- 派遣看護師の「時給」
- 派遣看護師の「月給」
- 派遣看護師の「年収」
に別けて解説していきます。
派遣看護師について詳しく書いた記事もあります。
より具体的に派遣看護師として働いた時のイメージがしやすい内容となっていますので是非どうぞ。
派遣看護師の時給
時給は1800円
僕は主に、特別養護老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・デイサービスなどを中心に勤務していました。
派遣なので勤務地が変わっても時給は同じです。
時給1800円は、首都圏外れたぼくの地方では、一番時給が高い時給でした。(自分が選ぶ派遣会社の時給の参考にしてみて下さい。)
ちなみに首都圏とどのぐらい時給は違うんだ?
東京だと、2000〜2400円位が相場ですね!
では、時給から見る派遣看護師の「月給」を確認してみましょう。
派遣看護師の月給
働き方としては、週40時間勤務(いわゆるフルタイム)、日にち計算をすると月に22日出勤となります。
1日8時間勤務×1800円(時給)×22日(月出勤数)=316,800円
ちなみに僕は、オンコールを10日程持っていたので1日2000円の手当がありましたので2万円プラスすると、
月給総額は、
33万6千800円
諸々差し引いて、手取りが25万〜28万円といったところだったでしょう。
これは日勤だけなのか?
もちろんそうです!この時は、デイサービスや特養などで働いていました!
派遣看護師の年収
派遣はボーナスがないから年収の計算が簡単だな!
単純に月給の12ヶ月を掛けるだけですね。
僕の派遣看護師の年収は、
404万円
お前が病院で働いてた時と比べて、この金額はどうなんだ?
額面だけで考えると、夜勤していないのに派遣看護師の年収の方が良かったですよね(汗)
都内などの首都圏で考えると、同じ労働条件で年収420万円〜507万円の範囲で推移することになります。
ぼくの療養型診療所の夜勤専従の収入
これが、ぼくの夜勤専従時代の給料明細です。
- 夜勤専従1回の給料(月収・年収)
- 夜勤専従の簡単な内容
を解説していきます。
夜勤専従について知らない看護師さんもいるかと思いますので、参考記事用意しました。合わせて読んでみて下さい。
夜勤専従1回の給料(月収・年収)
夜勤1回の金額が、
3万円
週に1回夜勤を行い、月に4回から多くて5回入っていたので、
12〜15万円
の月収がありました。
単純に夜勤専従としての年収を計算すると、
約160万円
の収入を得ることが出来ていました。当時の看護師3年目のぼくには有り余る収入でしたね。
この給料が多いのか少ないのか、わかりにくいな。
まぁ、正職員で夜勤すると、普通1回1万円くらいの手当しかつかないから、高いですよね。
じゃあ、都内とかの夜勤は1回いくら位になるんだ?
僕の先輩看護師は、都内で1回4万5千円の夜勤専従をしていましたよ。
夜勤専従の勤務内容
ちなにみ、僕の夜勤専従の勤務内容を簡単に解説します。
夜勤は17:30〜9:30の16時間勤務 全19床あり、介護助手さんと2名体制。
コール対応は基本看護師が1人で対応。しかし、ほとんど鳴ることがなかったので十分に仮眠を取ることが出来ていました。
本当に仮眠が取れる夜勤なんてあるのか?
ぼくも病棟経験から半信半疑でしたが、1時間どころじゃなくて、3時間ぐらい寝れました(笑)
派遣と夜勤専従の1週間のスケジュール
フルタイムで派遣やりながら夜勤もやっていたとなると、休みなし!?
気付きましたか(笑)それでも休みは週に1日はしっかりとっていましたよ!
では、ぼくのダブルワークで働いていたシフトを簡単に表にしましたので解説していきましょう。
Wワーク1週間のスケジュール
「どうやってダブルワークしていたの?」「1週間7日しか無いけど?」となるので分かりやすく表にしてみました。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
夜勤専従 17:30〜9:30 |
出勤 17:30〜 |
〜9:30 | |||||
派遣看護師 8:30〜17:30 |
出勤 | 出勤 | 出勤 8:30-17:00 |
休み | 出勤 | 出勤 | 休み |
この表の水曜日はどうなってんだ!?
水曜日は日中の派遣を30分程早く退社させてもらい、そのまま病院に直行して17:30から夜勤をしてました!
なので、夜勤の明けの日は、日中の派遣の仕事はお休みにしていました。
夜勤の日は(水曜日)連続して24時間以上働いている事になるのですが、派遣の仕事も夜勤の仕事も身体的に楽だったため行うことが出来ていました。
このように、働き方を自由に調整できるのが派遣看護師の最大のメリットですね。
ぼくは、派遣看護師という働き方は、人生においても、看護師としても視野が広がる「良い選択肢」だと思っています。
参考になりそうな記事もありますので、よかったら見て下さい。
【身体的変化】派遣と夜勤の看護師ダブルワーク
どーせ、若い時しか、こんな働き方は出来ないだろ!
確かに、体力がないと厳しいですね。風邪を引きやすかったです…。
でも、ぼくは体力のある時期にこの働き方をしてよかったと思ってますよ!
季節の変わり目には必ず喉が痛くなり、夜勤がある日はツライ時はありましたね。
風を引いて休むことは出来ましたが、時給での働き方で給料が減ってしまう為、休むのに抵抗がありました。
結果的に時間的余裕が少なくなってしまっていたため、健康的にも給料的にも自己管理は大切です。
【精神的変化】派遣と夜勤の看護師ダブルワーク
派遣やバイトとなると勤務先からは即戦力として求められているため、仕事上覚えることは少なくありません。
その点に関しては、詳しく書いた記事がありますので参考にして下さい。
精神的変化としては、
- 働き方の選択肢が増えたこと(視野が広くなった)
- 給料が増えて余裕ができたこと
- 自分で働き方を調整することに長けた
これらの変化で、病院勤務時代では考えられなかった、気持ちの余裕が生まれました。
派遣と夜勤で、違う職場を同時に働くことで、様々な視点を現場で活かすことが出来るため相互作用が生まれました。
そこから次第に自信が芽生え、精神的にも成長することが出来たかとおもいます。
僕の派遣・夜勤ダブルワークの年収
ここで、お待ちかねの合計年収の発表だな!
では、単純に計算していきましょう。
派遣看護師の年収が404万円
夜勤専従の年収が160万円
単純に合計すると
年収564万円
当時、臨床経験3年の看護師からすると身に余る金額だったかと今でも思います。
しかし考え方によっては、臨床経験年数は関係なくダブルワークの組み合わせで、この程度のお給料をもらうことが出来ると考えられますね。
地域によって派遣の時給も違いますし、夜勤の金額も違うので年収600万円も不可能ではですね。
派遣看護師になるためには
じゃ、もったいぶらないで派遣看護師になる方法でも教えてやれよ!
パンダさん、そう焦らないで下さい(汗)
簡単に説明しますと、首都圏など人口が密集している地域に関しては、
「看護のお仕事」に派遣登録して求人を探した方が断然有利ですので下記の登録フォームを参考にして下さい。
僕のように地方(田舎)の看護師さんの場合、派遣会社選びには併用して探すことが望ましいでしょう。
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ちなみに僕は、派遣という働き方を「転職活動」とすることで、失敗しない転職ができるのではないか。と考えています。
参考になるかもしれないので、ぜひ読んでみて下さい。
この記事のまとめ
- ダブルワークにて年収UPが可能
- 自分の優先順位で働きやすい働き方が出来る。
- 労働時間を増やすことも出来るが、体調を崩すこともあるので注意が必要。
自分のやりたい事や、優先したいものによって働き方も変わって来ると思います。
ぼくの働き方は「病院とは違う経験をしてみたい」「介護施設やデイサービスなどで働いてみたい」という希望があったので、
このようなダブルワークでも苦ではありませんでした。
今の職場とは違う看護師での経験をしてみたい!お給料が仕事と見合ってないな…などと思っていたら僕の働き方を1つの参考にしてもらえればと思います。
心と体は何にも変えられない資本です。お身体には気をつけて無理のないダブルワークを。