嫌なことから「逃げる」という表現が正しいかわかりませんが、僕は「戦う」や「行動できる」に等しいのかなって思います。こここでは「逃げる」と表現しますが、
決して「逃げる」は悪いことではない。ということを前提にお話します。
今や僕はこうやってブログ書いたり、訪問看護の立ち上げがそこそこ上手く行ったりと、もしかしたら充実してる様に見られるかもしれないのですが、
当時の自分は夢や明確な目標とかって無いんです。看護師としてどうなりたい。みたいなものもほとんど存在しませんでした。(患者さんに優しくありたいみたいな程度)
そんな僕なので、病棟で働いている時はこれらの事でやはり行き詰まりました。
- サービス残業
- 夜勤(2交代3交代)
- 勉強会
- 研修
- 休日出勤
- 無駄な人間関係
- 事例検討
これらがどうしても、嫌で嫌で仕方なかった。人前で発表するのも苦痛で仕方なかった。
自分には必要ないと感じながらも上司からは「看護師たるもの必要だから」「絶対勉強になるから」と言われると「そうなんだ…」と腑に落ちないまま落とし込んで騙しながら仕事をしていました。
しかし、僕は自分が必要ないと思った嫌なこと全て辞めました。与えられてやる嫌な事から極力避けるようにしました。
それらを辞めた事で「あ〜明日仕事か」なんて事ほとんど無くなりましたし、生活も出来てます。こうやってブログも書けています。
僕は、心身削って働いている看護師さんの中でもそれらがきっかけで精神的に病んでしまう看護師さんを何人も見てきました。そんな看護師さんにこの記事では僕の経験を踏まえて、
- 嫌なことから逃げていいの?
- どうしたら嫌なことから逃げられるの?
- 嫌なことから逃げたら今後が心配。
という観点で徹底的に解説します。そして嫌いなことから逃げてストレス無く幸せに送れる日々の提案をしていきますので、じっくり読み込んで下さい。
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この記事の目次
1.嫌なことから逃げていいの?
まず、嫌なことをする必要はありますか?そもそも、その嫌なことは「なんのために」するのでしょうか。
そこがポイントかも知れません。
- なんのために看護師になったのか
- ストレスのない生活に越したこと無い
- 逃げると見えなかったものが見えてくる
この3つの観点から解説していきます。
多くの場合の「嫌なこと」は半強制的にさせられている。自分の意志と反しているから嫌なことなのでしょう。
自分の人生を嫌なことで埋める必要はどこにもありません。嫌なことを排除していくと嫌だったことを「やってみようかな」なんて思える日が来ることもあるんですね。(→下記の「嫌な事から逃げた結果、嫌な事が…」で解説してます)
僕がここまで嫌なことを排除する理由もここから来ています。嫌なことから逃げるは、実は逃げじゃないんですね。では解説していきます。
なんのために看護師をしているのか
そもそも論ですが、なんのために看護師をしているのでしょうか。
- 患者さんのため
- 地域の医療に貢献するため
- 目の前の命を救えるようになるため
看護師たるのも人のために尽くすべき。と、この様に邁進している看護師さんもいるかと思います。
しかし、この様に全身全霊で人のために自分の人生の全てを尽くすことが出来る人はほんの一握りです。
ほとんどの人は「自分が幸せになるために」看護師という職業についているはずなのです。というよりもそうでなければならないかもしれません。
- 給料のため
- 生活のため
- 家族のため
- やりがいのため
看護師をしていると、これら理由だと「恥ずかしい」「思ってても言ってはいけない」のような風潮がないでしょうか。
断言しますが、決して恥ずかしいことではありません。これらの自己的な理由の上に看護師として「患者さんのため」「地域医療に貢献するため」などの理由が生まれるのです。
看護師になるために生まれてきたわけではないはずです。幸せになるために看護師という仕事を選んだはずなのです。
自分が幸せになれる前提で考えると、今の嫌なことは我慢してやり続ける必要があるのかしっかりと向き合う必要があるかもしれませんね。
この記事では、いつの間にか「幸せになるために」を置いてきてしまった看護師さんの向けて書いた記事になります。是非参考にして下さい。
ストレスの無い生活に越したこと無い
僕は今まで「仕事は嫌なことでも我慢しなければならない」と思って仕事をしてきましたし、それが「偉い人(看護師)」だと思っていました。そうする事で自己成長にも繋がると思っていました。
だから嫌なことがあっても「仕事だから」と目を瞑ってきました。それがかっこいいと思っていました。
もちろん、この考えで学びもありましたし、たくさん揉まれて来ました。成長もすることが出来た部分もあります。
しかし、出来る限り嫌なことから逃げる様にしてから学んだことは、
嫌な事をしなくても人は成長することが出来る。
ということです。学びはそこら中に落ちているもので拾うか拾わないかは自分次第であり、嫌なことを我慢して行うことが「偉い」訳ではないのです。
つまり、嫌なことを我慢してやる必要なく、ストレスは無い生活に越したことはないんですよね。
僕は病棟勤務の後に派遣看護師として働きました。自分の嫌なことを排除した結果でした。もし参考になればと思い書いた記事になりますので是非。
逃げると見えなかったものが見えてくる
嫌なことは本当に大量を消耗します。それが、勉強会や研究発表なら一時的なものなので良いかもしれません。(これもすごく嫌ですが)
嫌なものが「職場」となると本当に辛い現実かもしれません。
僕にも経験がありますが、こんな場合は嫌なことしか目に映らなくなり、見えるものも見えなくなってしまいます。
僕は、病棟勤務の後に派遣看護師として働きました。この時でさえ「派遣看護師」をしている自分が「負けた」ような感覚で自分の事が嫌でした。
しかし、今では派遣看護師で社会福祉法人の事業所を回ったことで(特養やサ高住やデイサービスなど)訪問看護師として経験を活かすことが出来ています。
ケアマネさんや自分の担当している患者さんが利用しているサ高住やデイサービスの看護師さんからたくさん感謝の言葉をいただきます。
それは、自分が働いたことがあるから相手の立場に立って仕事ができるからです。
逃げることで見えなかったものが見えてきた瞬間でした。お陰様で訪問看護事業の立て直しを成功しています。記事にもしていますので参考にして下さい。
2.どうしたら嫌なことから逃げられるの?
嫌なことから逃げるためには、このステップで解決します。
- 嫌なことをピックアップしていく
- 嫌なことをしないでいられる環境を考える
- 好きな事だけするようにする
嫌なことをピックアップしていく
思いつく限りの「嫌なこと」をピックアップしていくと良いです。
始めに書きましたが、ちなみに僕は病棟時代にこの様な事が嫌でした。
- サービス残業
- 夜勤(2交代3交代)
- 勉強会
- 研修
- 休日出勤
- 無駄な人間関係
- 事例検討
これらを排除するためにも考えられる選択肢が僕では派遣看護師でもあり、派遣看護師をする事によって上記の嫌なことは解消することが出来ました。
派遣看護師として働いた僕の記録です。興味のある方は参考にして下さい。
しかし、派遣看護師をするにあたっても嫌なことはありました。
- 昇給がない(これ以上給料が上がらない)
- 派遣する職場での発言力がない
- スタッフの(介護さんなど)不平不満を聞いているのが辛い
- 年齢が上の看護師さんの間違った医療
- 各施設の独特な風習や取り決め
そのため僕の場合は1から作れば間違いや風習や不平不満の少ない環境も作ることが出来るのではないか。また給料交渉で年収UPを見込めることができる。
という結論もあり縁あって訪問看護ステーションの立て直しを今現在行うことが出来ています。
自分の思いや考えを整理するためにも「何が嫌なのか」目に見えるようにするのがオススメです。
嫌なことをしないでいられる環境を考える
嫌なことを排除するためには、今自らが居る環境を調整するよりも自分に合った環境に身を投じたほうが効率が良いのでオススメです。
僕の場合では「派遣看護師→訪問看護師」という流れでしたが、嫌なことによってはその選択は十人十色かと思います。
労働環境や人間関係・給料については職場を変更するのをオススメします。
自分の環境は自分でしか整えることが出来ません。転職・退職については僕の専門です。下の記事を参考にして下さい。
好きな事だけやるようにする
今の時代「好きな事をして生きよう!」などの言葉をよく耳にする気がします。そんな幸せなことありませんよね。僕もそうしたいです。
しかし、好きな事が特に無い。なんて人も少なくないはずです。好きな事でどうすればいいの?なんて思ったり。
そんな場合には徹底的に嫌いなことを排除していきましょう。
そうすると次第に余裕ができて「好きな事」に目が行くようになります。そして「これが好きなんだ」と気づく時が来たりします。
そしたら「好きな事」を進んで行うようにすると良いです。
3.嫌なことから逃げたら今後が心配
嫌なことから逃げる人生ってどうなの?これが心配だし本心なのかもしれません。
実際にストレスゼロで生活出来ている人など居るのか疑問です。適度なストレスが合ったほうが健康に良いとまで言われる論文もあります。
そもそも嫌な事から逃げて何が心配なのでしょうか。「我慢できなくなる自分」でしょうか。「今後の看護師としてのキャリア」でしょうか。
ここではこれらのポイントで解説していきます。
- 何度でもやり直せる
- 心配するのは今じゃないかも
- 嫌な事から逃げた結果、嫌だったことが…
何度でもやり直せる
よく耳にする言葉かもしれませんが「人生何度でもやり直せる」んですね。
よく聞くのは、臨床に戻れなくなるかもしれない。なんてフレーズは僕の相談に来る看護師さんからよく聞きます。
僕が考えるには、もしどんな事でもやり直したい。と思ったらそれは後退ではなく前進です。以前と違った心持ちで、しかも違う経験をしたことでレベルアップしているから。
やりたくないことに我慢する必要もないですが、やりたい事を我慢する必要は全く無いかもしれません。
心配するのは今じゃないかも
今考える今後の不安も時が経つにつれて、結婚や出産や年齢や経験などから容易に変わってきます。
以前Tweetもしましたが、
「不安に思っている96%は実際には起こらない」殆どは「取り越し苦労」に過ぎないのだと。
不確定要素が多い将来を考えて今動けなくなるのであれば、動いた後に考えても遅くはないのかもしれません。
嫌な事から逃げた結果、嫌だったことが…
僕は今訪問看護師として働いています。嫌なことから逃げた結果自分の余裕ができたし、以前の比べ自信もついてきたように思えます。
以前は嫌で嫌で仕方がなかった事例研究などの人前での発表が今や学生などに講師として披露することもあります。
嫌で仕方がなかった勉強会にも自分で申し込んで行くこともあります。誰に強制されたわけでもなく勝手に休日出勤もすることもあります。
なんなら、訪問看護師になって病院と地域の隔たりが思ったよりも深い事に気付き、臨床に戻ったら力になれるんじゃないか。とも思ったりしています。
まとめるとこの様に変わりました。
- 人前の発表→学生に講義
- 勉強会→自分の興味のあるものに参加
- 休日出勤→自分で勝手に行う
- 病棟勤務→今の自分なら力になれるのではないか
つまりは、以前は全て強制されたから嫌だったのかもしれません。自分がやりたい!挑戦したい!という気持ちなのであれば同じ出来事でも嫌じゃありませんでした。
嫌なことから逃げた結果、嫌だったことが嫌じゃありませんでした。
4.現役看護師のオススメする絶対に登録しておきたい3つの看護師転職サイト
先程も話した通り、嫌なことをしないためには環境を変える事が一番効率がいいです。そこで転職サイトについて語っている私が、オススメする看護師転職サイトは、
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- 看護のお仕事
- マイナビ看護師
この3つです。簡潔明瞭に説明すると、転職サイトに欠かせない①求人数と②コンサルタントの質から私が選んでいます。もちろん全て利用した経験があります。
なぜ転職サイト利用にこの2つが大切なのかは▷転職サイト利用する理由。信用してよいのか。に記載がありますので参考にして下さい。
また、3つの転職サイトについてもっと知りたい(確認しておきたい)場合は、
まとめ記事を用意してありますので、参考にして下さい。下記に詳細と登録フォームを用意してありますので参考にして下さい。
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5.まとめ
- 嫌な事からは徹底的に逃げて良い
- 嫌な事から逃げるには環境を変えることが大切
- 嫌なことから逃げると嫌な事は嫌じゃなかった事もある
逃げることは決して悪いことではないです。そして逃げた先に見えるものもあります。もし、自分が逃げた場所に戻ることがあるとするならばそれは成長した証かもしれません。
どの看護師さんにも自分の幸せを1番に追求して看護をしてもらいたいのが僕の望みです。