どうもDJ看護師です。
看護師業界って年間16万人も転職・離職しているって知っていましたか?
この数字って他の業種に比べて、圧倒的に凄まじく高い数字みたいです。実際にお勤めしている看護師さんならなんとなく理由はおわかりですかね?
まぁ何が言いたいかと言うと転職・離職する人が16万人いて、さらにどうしようか迷っている予備軍を考えるともっと転職・離職を考えている看護師さんがいるってことですよね?
そんな看護師さん達に言いたいことは
転職するなら訪問看護師!
考えてみてはいかがでしょうか?
少しでもチャレンジしてみようかな?って思ってもらえたら幸いです。
決して「経験がないから訪問看護なんて出来ない」なんてことはないんです。今は、新卒でも訪問看護を採用する動きすらみられます。
ではその看護業界の動向からみる根拠をお伝えします。
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この記事の目次
今後は訪問看護ステーションが増えてくる?
皆さんが知っているであろう2025年問題がありますよね?(団塊の世代が医療・介護と必要になってくるアレです。)
2025〜2035年にかけて病床数が絶対的に少なくなって来るのですが、国の方針で病床数は増やさない方針となっています。
つまり、
入院できない患者が増える。
↓
緊急性の高い患者が優先される。
↓
入院が継続できない Or 今まで入院の継続ができてた人が出来ない。
↓
在宅で治療する。在宅で看取りを行う。
という感じで、今から辿る必然的な経過となるでしょう。
そして5千程度しか無かった訪問看護ステーションが、現在は倍の1万程度の訪問看護ステーションが存在します。
これは上記の経過をたどると考えると、訪問看護ステーションはまだまだ増えてくるでしょう。
その根拠となる資料としては、日本看護協会などが2025年に向けてまとめた『訪問看護アクションプラン2025』というものがあります。
そこでは、日本の在宅死をオランダやフランスなどと同水準の30%前後にまで引き上げる場合、「訪問看護に携わる看護職員は約15万人が必要だ」と試算していることからわかります。
では、現在訪問看護師が全国にどのぐらい従事していて、訪問看護師はどのぐらい必要になるのか解説していきましょう。
全国の訪問看護師はどのぐらいいるの?
さて全国で看護師として働いている人のうち訪問看護師はどのぐらいの割合なのでしょうか?数字から見てみましょう。
現在(2016年 厚生労働省医政局看護課調べ)全国の看護師の総人数(就業者数)が166万人です。
そのうち訪問看護師は、わずか約4万7000人。とっても少ない…
割合でいうと2.8%となります。パーセントにするともっと寂しく見えますね、、、
でもコレが現実なんですね。これから国の方針で病床数が増やさず、看護師を増やしていく活動や方針が続いているという事は、
在宅医療に力や動員を移行していきたい
という目論見がみえてきます。
では、訪問看護師がとても少ない現状がわかりましたが、今後どのぐらいの患者さんが病院から溢れ在宅で訪問看護が必要になってくるのか。も解説していきましょう。
今から訪問看護が必要になってくる患者さんは?
介護給付費等実態調査と厚生労働省保険局医療課(つまり信用できる調査と認識してもらえれば。)調べによると、
2007年〜2017年で訪問看護利用者人数(患者さんや利用者さんが)が317,000人だったのがこの10年間で703,000人の2倍以上増加していることが分かっています。
この内訳では特に医療保険の対象になるようながん末期の患者さんや、人工呼吸器や医療機器を装着・使用している患者さんなど、
以前であれば入院して医療・ケアを受けていた患者さんも、在宅で過ごすケースが増えている
ことがうかがえます。
そして、「在宅医療を進めていく」「医療保険よりも介護保険を優先的に使用しなければならない」という国の方針もあるため、今後より訪問看護利用者数が増加することは考えられるますね。
個人的な考えで言うと、訪問看護利用者数は2030年を経過する前には現在の訪問看護利用者数の700,000人の倍近くは行くと考えています。
そうなると必然的に訪問看護の規模は大きくなり、今よりも厳密にかつ手厚く評価されるのではないかと考えています。
では、患者さんが増えていくのは分かったと思うのですが、それに伴い訪問看護師はどのぐらい必要となってくるのか。を解説します。
今後訪問看護師はどのぐらいの人数必要になってくるの?
それでは今後、どのくらいの訪問看護師が必要なのでしょうか?
先程も記述しましたが、日本看護協会などが2025年に向けてまとめた『訪問看護アクションプラン2025』では、日本の在宅死をオランダやフランスなどと同水準の30%前後にまで引き上げる場合、
「訪問看護に携わる看護職員は約15万人が必要だ」
と試算しています。
現在の訪問看護師から計算すると、現在4万7000人の訪問看護師がいるため、
あと約6万人の訪問看護師が足りない
ということになります。
訪問看護ステーション数で計算すると、現在の訪問看護ステーションの平均人数は4.8人という調査報告がありますので、
1万2500のステーションが足りないという計算になりますね。
単純な計算になりますが、お国の方針もありこのことからも訪問看護ステーションが増えていく事が考えられることがわかります。
訪問看護ステーションの今後の動向
国の方針として「医療度の高い療養を今後在宅で行っていきたい。」という絶対的な方針があります。
また、訪問看護ステーションの大規模化やそれらに伴い、訪問看護師の1人当たりの負担の軽減も意図としては考えられていることでしょう。
では、訪問看護師がこれから必要になってくる!という根拠は十分理解されたかと思います。
しかし、なかなか辞められない。まだ病棟で仕事したい!などという看護師さんは、訪問看護ステーションで働くことが出来る事業も現在開始されていますので良かったら参考にしてして頂けたらと思います。
訪問看護師のオンコールについて現役の訪問看護師が持つオンコール内容など記してあります。
参考になるかと思うので是非読んで頂きたい。↓
”訪問看護師のあるある”から業務や仕事ぶりの雰囲気を知ってもらえたらと思います^^
まとめ
初めの方に「病床数は増やさない」というお国の方針を記述しましたが、病床数を増やさないという事は、急性期病棟での看護師人数は飽和(看護師が足りてくる)される事が考えられます。
今では看護師が病院を選ぶ時代にありますが、今後はもしかしたら病院が看護師を選ぶ時代が来るかもしれません。
今の病院にいるのか、キャリアアップを目指して追い風が来ている訪問看護にチャレンジしてみるか、今回の根拠からみると早い段階でのチャレンジは今後の展望には優位に働くかもしれません。
最後まで読んでくださり感謝します。